人材募集

早稲田大学 研究員(研究院教授/准教授/講師)・研究助手・研究補助員の募集【随時募集しています】

早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 電気・情報生命工学科 バイオインフォマティクス研究室では,以下のとおり研究員・研究助手・研究補助員を募集いたします.

[キーワード] ノンコーディングRNA(ncRNA),長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA),疾患関連RNA,AI創薬,核酸医薬,RNAアプタマー創薬,RNAを標的とした創薬,mRNA医薬,人工知能技術,深層学習,機械学習,RNA発現解析,RNA配列解析,RNA配列デザイン,RNA構造解析,分子シミュレーション,オミクスデータ,ソフトウェア・パイプライン・アルゴリズム開発,データベース開発

[機関の説明(募集の背景、機関の詳細、プロジェクトの説明等)]

早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 電気・情報生命工学科 バイオインフォマティクス研究室は(https://www.hamadalab.com/),2014年4月に立ち上がった研究室で,バイオインフォマティクス分野の幅広い研究を行っています(2021年10月現在で,9名のスタッフおよび35名の学生が在籍しています).

[仕事内容(業務内容、担当科目等)]

  • 以下にあげるような,RNAを基軸とした創薬基盤研究に携わってもらいます.いずれも実験系の共同研究先と連携しながら,人工知能や機械学習などの情報科学を全面的に活用した研究を行ってもらいます.具体的な研究テーマは相談の上,本人の希望も考慮し決定します.

    1. RNAアプタマー創薬研究(RNA自身を薬としてデザインする研究)

      • RNAアプタマー創薬を加速する情報技術の研究

      • JST/CREST人工知能(加速フェーズ)「AIアプタマー創薬プロジェクト」(研究代表者:浜田道昭)に関連した研究となります

    2. RNAを標的とした創薬研究(ノンコーディングRNAなどのRNAを対象とした創薬)

      • ENCODE, TCGAなどの公共のデータベースから,創薬標的となるRNA候補とその創薬ターゲット部位を網羅的に同定するためのパイプラインの開発と適用およびデータベース構築

      • 構築したデータベースを学習データとして,RNA創薬標的を予測するためのAIシステムの開発

      • 創薬ターゲットに対して薬(低分子化合物,核酸医薬等)を情報科学を用いてデザインするための研究

      • AMED/RNA標的創薬技術開発「機能解析に基づくRNA標的創薬のための統合DBとAIシステムの構築」(研究代表者:中谷和彦)に関連した研究となります

    3. mRNA医薬の研究

      • 翻訳効率や安定性を向上させるmRNA配列を情報科学を用いてデザインするための研究

      • AMED/LEAP「化学を基盤としたmRNAの分子設計・製造法の革新とワクチンへの展開」(研究代表者:阿部洋)に関連した研究となります

    4. その他

      • 上記の研究に合致しない場合でも,受け入れが可能である場合があります.この場合,まずは問い合わせをお待ちしております.

  • 研究に対するエフォートが可能な限り100%に近づくようにします.

  • 上記の研究の他,エフォートの一部で現在行っているご自身の研究やご自身で提案する研究を行うことを推奨します(エフォートは相談の上決定)

  • 自身が研究代表者となり科研費等に積極的に応募することを推奨・サポートします.

  • 学生指導経験を積んで頂くために,研究室の学生との共同研究プロジェクトに参加することが可能です.

[勤務地住所等]

〒169-8555 新宿区大久保3-4-1 55号館N棟4階(予定)

※ 現時点では在宅研究を推奨しています

[募集人員(職名・採用人数等)]

1~2名程度

  • 博士の学位を有している場合は研究員(経験・業績により「研究院教授」,「研究院准教授」,「研究院講師」のいずれかの称号を付与します)としての採用が可能です(フルタイム雇用,裁量労働制).

  • 博士の学位を有していない場合は研究助手(フルタイム雇用,裁量労働制)または研究補助員(週20時間未満の勤務)としての採用となります.

  • 随時選考を行い,採用者が決定次第,募集を終了いたします

  • 所属は「早稲田大学 理工学術院総合研究所」となります.

[着任時期]


相談の上決定

[業務に必要な特定分野の資格・条件(学位などを含む)・経験(何年以上)、及び専門性等の詳細]

研究員に関しては,博士の学位を有する(取得見込みでも可)と同時に,以下の条件の3個以上を満たしていること.研究助手に関しては,以下の条件の2個以上満たしていること.研究補助員に関しては,以下の条件の1個以上を満たしていること.さらに,応募者自身のやる気と将来性を重視した選考を行います.

  1. バイオインフォマティクスに関する基礎的な知識(例えば,書籍「Biological sequence analysis: : Probabilistic Models of Proteins and Nucleic Acids (Richard Durbinら著)」の知識)

  2. バイオインフォマティクス関連技術の開発経験.特にRNAに関するバイオインフォマティクス技術(構造予測,モチーフ探索,RNA配列解析)の開発経験

  3. 人工知能(深層学習,強化学習等)、機械学習、データマイニングの知識と活用経験(対象分野は問いません).

  4. NeurIPS / ICML / AAAI / ICLRなどの機械学習関連の国際会議の発表経験

  5. 分子シミュレーション(分子動力学等)の経験

  6. RNA-seq, ATAC-seq, ChIP-seq, CLIP-seq, Hi-Cなどの大規模オミックスデータの解析経験

  7. ENCODE, GTEx, TCGAなどの公共データの活用・解析経験

  8. Linux OS上でC・C++・Java・R・Python等を用いてプログラム開発を行った経験

  9. 遺伝研などのスーパーコンピュータを使ったデータ解析・プログラム開発経験

  10. RNA生物学の知識(例えば,書籍「ノンコーディングRNA: RNA分子の全体像を俯瞰する (廣瀬 哲郎,泊 幸秀 編集)」の知識)

  11. 核酸医薬に関する知識(例えば,実験医学増刊「核酸医薬 本領を発揮する創薬モダリティ(横田隆徳 編集)」の知識)

  12. 年に少なくとも1本の原著論文を主著で書ける,または,その意気込みを有している【研究員の場合の条件です】

[採用後の待遇(給与、勤務時間、休日、雇用期間、保険等)]

  • 給与・諸手当・通勤費:本学規程による

  • 社会保険(フルタイム雇用の場合):厚生年金、健康保険、労災保険、雇用保険

  • 就業日・就業時間:所定労働日および勤務時間等は本学規程による.なお,専門業務型裁量労働制(みなし労働 1 日 8 時間)を適用し,研究業務の性質上,業務遂行の手段および時間配分の決定等については本人の裁量に委ねるものとする(研究員・研究助手の場合).

  • 休日:土,日,祝日,年末年始,大学創立記念日および国民の祝日の一部に授業を実施することにより設ける臨時の休業日とする.ただし,大学があらかじめ授業を実施すると定めた日を除く.

  • 嘱任期間:単年度の契約となります.双方の合意が得られた場合には契約の更新が可能です(一度雇用した場合には複数年更新できるように最大限努力します).※1, ※2

※1 当該契約における継続在職期間の合計は5年を超えることができません。また,満70歳に達する年度を超えて契約を更新することはできません.

※2 2013年4月1日以降に資格に関わらず本学と雇用関係があり,今回の募集の採用日までの間に原則として半年間以上の雇用契約を締結していない期間がない場合は,継続雇用契約期間に上限があります.そのため,任期や再任用の有無・期間について,上記に満たない場合があります.

[応募方法(提出書類/郵送・メール添付・Web応募利用の詳細などの提出方法/住所・メールアドレスなどの送付先)]


以下をメール添付として提出してください(メールアドレスは連絡先を参照してください).Dropboxなどのクラウドサービスを用いた提出でも構いません.受領後1日以内に受領確認メールを返信しますので,届かない場合は確認をお願いします(メールシステムのセキュリティ上,迷惑メールとして取り扱われる可能性がしばしばあります).

  1. 履歴書(自由フォーマット)

  2. 業績リスト(自由フォーマット)

  3. 今までの研究の概要とこれからの研究計画・当研究室に参画後の意気込み(あわせてA4で2ページ程度)

  4. 上述の「業務に必要な特定分野の資格・条件」で該当するものの番号

  5. 照会先(1〜2名)

[選考内容(選考方法、採否の決定)、結果通知方法]

書類選考と(必要に応じて)面接により採否を決定します.面接はZoomを用いてオンラインで実施する予定です.選考結果はメールにて通知します.

[その他]

  • 早稲田大学は,国際化,男女共同参画などダイバーシティの実現を推進しています.教員採用・昇進の人物審査において,国籍,性別,信条,障がいを理由とするいかなる差別も行わないことを申し合わせています.

  • 当研究室は,在籍している人たちが研究に専念できるように環境・インフラの維持に努めるよう努力しています.また,当研究室は,現在在宅での研究を推奨しています.コロナ禍収束後も,大学のルールの範囲内で,柔軟な働き方ができるように配慮したいと思っています.

[連絡先(担当者所属、役職、氏名、e-mail、電話番号)]

浜田 道昭

早稲田大学 理工学術院 教授

先進理工学部 電気・情報生命工学科 バイオインフォマティクス研究室

〒169-8555 新宿区大久保3-4-1 55号館N棟6階10B室

E-mail:mhamada@waseda.jp / michiaki.hamada@hamadalab.com

Web: https://www.hamadalab.com/